初めて味わう悦び
由美子の前にひざまずいた裕之が、ストッキングに包まれた足首に触り、そのまま上に手を滑らせてゆく。
腿の上のほうまで上がってきた裕之の手のひらが、由美子の肌に直接触れた。
由美子がうっとりと目を閉じると、裕之の手が白いレースの股の部分を触る。
そこは布の上からわかるくらいに熱く湿っていた。
小さなふくらみを確かめるように動いていた裕之の指が、足の付け根の部分から下着の中に侵入する。
「由美子さん、すごく濡れてる」
「やだ……」
シャワーを浴びたばかりの由美子のそこから、濃い女の匂いがしてくる。
手探りで花びらを分けた裕之の指が浅く中に入り込んで淫らに動く。
「だめよ……」
「こんなになってて、なにがだめなの?」
「裕之君……」
由美子の中に入り込んでいた指を下着の下から抜き出すと、裕之はその指を口の中に入れて味わった。
「由美子さんの味がする」
「やめて……」
初めてこんなことを言われた由美子は恥ずかしさで顔から火が出そうな気がした。
裕之が由美子の真っ白いパンティを脱がせると、黒い茂みはしっとりと濡れていた。
再び、花芯を指でいじる。
由美子の脚が震える。
「もう、立っていられないわ」
「ベッドに、寝ていいよ」
薄いピンク色のベッドカバーの上に横たわった由美子は、白いブラジャーとガータベルトとストッキングを身につけただけで、下半身の茂みを露にしていた。
裕之が指で茂みを分けると、二枚の花びらがぱっくりと口を開けて、赤々とした肉をのぞかせている。
そこから溢れた透明な蜜は太腿の内側を濡らし、尻のほうにまで回っていた。
夫との営みでは味わったことのない悦びを由美子は感じていた。
自分がこんなことを望んでいたなんて、たった今まで知らなかった。
全裸じゃないことがよけいに由美子の羞恥心をあおり、それが欲望に繋がる。
膣から溢れ出した蜜液がお気に入りのベッドカバーを汚していたが、そんなことはもうどうでもよかった。
裕之に見られて、いじられて、乱れている自分に酔っていた。
裕之が音を立てて由美子の蜜をすする。
「あっ……だめっ……」
耳から入ってくる、ジュルジュルいういやらしい音に快感をあおられた由美子の膣口からあらたな蜜が溢れ出す。