透けたパンティライン
「どこかへ、出かけるの?」
「図書館です」
「夏休みなのに、勉強熱心なのね」
「夏休みだからですよ。来年受験ですから」
思ったよりも、淀みなく話すので由美子は感心した。
この年齢の男の子って、大人と話をするのなんか嫌がるものなのに。
「図書館って、どこにあるのかしら」
「一緒に行きますか?」
「いいの?」
「歩くとちょっと遠いかな、俺は自転車なんだけど……」
「それじゃあ、悪いわ、わたしは歩きだから」
「いいです。一緒に歩きます」
きっぱりした言い方に男らしさを感じる。
子供と大人が共存している思春期特有のあやうい雰囲気が、大人になりきってしまった由美子にくすぐったいような懐かしさを感じさせた。
自転車を押して歩く少年と並んでクネクネとした裏通りを歩く。
「ごめんなさい、名前を忘れてしまって」
「裕之です。由美子さん」
「私の名前を知ってるの?」
「だって、郵便受けに書いてあるから」
笑顔になると、小学生のときの面影があった。
図書館までは二十分ほどで着いた。
「ここです」
「ありがとう、勉強がんばってね」
入り口を入るとすぐに裕之と由美子は別のほうへ歩いていった。
由美子さんか。
あんなにきれいな人だったっけ?
もう何年も見かけなかったから、顔なんか忘れちゃってたな。
ふわっとした白いワンピースが清楚な感じでなかなかよかった。
ブラジャーの肩ヒモもパンティのラインも透けて見えてたのに、気づいてないみたいだったよな。
少し後ろを歩いて、じっくり見ちゃった。
今日の夜は由美子さんで抜かせてもらっちゃおう。